ランナーハック

走る事について思うこと

ランニングフォームについて考える

ランニングフォームと一言で言っても、様々な興味の対象があると思いますが、タイムに直結する事の1つに、ピッチとストライドがあります。ピッチとストライドに関する理論を整理しました。


走法の違い

ピッチとは足の回転数のことでおり、ストライドとは一歩あたりの距離、つまり歩幅の事です。同じ距離を同じスピードで走ったとしても、足の回転数から何歩で走るかが決まります。また、歩幅により何歩で走りきれるかが決まります。つまり、以下の計算が成り立ちます。

 


42.195÷(ピッチ×歩幅)=タイム

 


この式を見れば解るとおり、ピッチ×歩幅を大きくすることがタイムの短縮につながります。つまりタイムを短縮するためには、ピッチを高めるのか、歩幅を伸ばすのか、あるいはその両方がひつようだ、ということです。


ピッチか歩幅か

身長が低く、筋力が弱い人はピッチを高めることが向いていると言われています。逆に身長が高く、筋力が強い人は歩幅を伸ばすことが向いている、ということです。アテネ五輪のマラソン金メダリストである野口みずき選手は身長がさほど高くなくても歩幅の広い走り方をしていますので、身長の要件よりも、筋力の要件の方が影響が大きいのかもしれません。


ラソン初心者はピッチ走法が向いている

ラソンを走り始めたばかりの人は、筋力がついていないことが多いので、まずは歩幅を狭めて、出来るだけ足の回転を早める走り方が向いている、ということですね。だんだん長い距離が走れるようになり、筋力がついてきとら歩幅を伸ばすことを考える、という考え方が良いようです。


私もまずはピッチを高めることを意識して、まずはフルマラソンを走りきれる筋力をつけることを考えたいと思います。